電子弓

概要

電子弓プロジェクトはモノ感を追求した手から伝わるリアリティを実現するインターフェース及びシステムである。初期モデルである壱式電子弓は和弓に様々なセンサーを取り付け、本物の矢を使わずにヴァーチャルな矢を射ることのできるVRインターフェースです。その後より小型で子供でも扱えるものとして和弓の短弓である四半弓を用いた弐式電子弓を開発。弐式を用いたコンテンツであるThe Light Shooterは世界各国で展示を行い高い評価を受けた。その後スタンドアローンで実現することを目的とした参式電子弓を開発。現在はさらに発展した肆式電子弓の研究開発中です。

弐式電子弓

初出は2012年東京ゲームショウ、Sense of Wonder Nightにて公開・展示した和弓を用いたインターフェース。

本物の和弓を使用した壱式電子弓を子供でも使えるように改良を施し、四半弓と呼ばれる和弓の中でも短弓に属する弓を使用している。
グリップ部分に狙った方向を検知するセンサ、弦の引き具合と射撃を検知するセンサ、センサの情報を統合して送信するマイコン、およびそれらを駆動させるためのバッテリーが組み込んである。
すべての電子機器は外部から見えないように、牛革と籐皮で覆って仕上げている。

これを用いた体験型作品「The Light Shooter」は国内外で高い評価を受け、世界各国で展示を行った。

The Light Shooter

参式電子弓

参式電子弓は、完全にスタンドアローンで動作するVR/MRゲームシステム。2013年に中山財団より助成を受け研究を開始し、2014年に発表、その後改良を加えて2015年の東京ゲームショウのインディーゲームブースで展示行った。

洋弓をモチーフに、本物のリムと弦を用いた弓型のデバイス。グリップ部分の中央のコアにはモバイルレーザープロジェクタ、PC、センサ、マイコン、バッテリーなどが搭載されており、完全に単体で弓を構えたプレイヤーの姿勢推定を行い、360°全方向に対して映像を投影することができる。また電子弓を空射ちすることで、ヴァーチャルな矢を弦の引き量に応じた威力で飛ばすことができる。暗い部屋の中でプレイすれば、あたかもゲーム世界が自分の周囲に広がっており、その暗闇を懐中電灯で照らしたような映像を浮かび上がらせる。

映像だけではないモノ感を重視し、アーチェリーに用いられるクリッカー機能や、光学サイトを実装することで、持った感触、狙う感覚、撃った衝撃など、リアルな体験を得ることが可能となり、ゲームだけでなくシミュレーターとしての応用も可能である。

本システムに関わる技術に対して、複数の特許が出願済みで、現在クラウドファンディングによる製品化に向けて準備である。

参式電子弓改

論文

1. Masasuke Yasumoto, Takehiro Teraoka. 2013. The Electronic Bow Interface Virtual, Augmented and Mixed Reality. Systems and Applications Lecture Notes in Computer Science Volume 8022, 2013, pp 436-442.

2. Masasuke Yasumoto. 2014. E-Yumi 3D -Bow Interface System for All Directions. Nicograph International 2014.

3. Masasuke Yasumoto and Takehiro Teraoka. 2015. Shadow Shooter. In Proceedings of the 2015 Virtual Reality International Conference (VRIC '15). ACM, New York, NY, USA, Article 17, 2 pages. DOI: https://doi.org/10.1145/2806173.2806193

4. Masasuke Yasumoto and Takehiro Teraoka. 2015. Shadow shooter: 360-degree all-around virtual 3d interactive content. In ACM SIGGRAPH 2015 Posters (SIGGRAPH '15). ACM, New York, NY, USA, , Article 29 , 1 pages. DOI=http://dx.doi.org/10.1145/2787626.2787637

5. Masasuke Yasumoto and Takehiro Teraoka. 2015. Electric bow interface 3D. In SIGGRAPH Asia 2015 Emerging Technologies (SA '15). ACM, New York, NY, USA, , Article 11 , 2 pages. DOI: https://doi.org/10.1145/2818466.2818474

6. Masasuke Yasumoto. 2015. Shadow Shooter: All-Around Game with e-Yumi 3D. Encyclopedia of Computer Graphics and Games/pp1-4/2016.

7. Masasuke Yasumoto, Takehiro Teraoka. 2016. SAN-SHIKI Electric Bow System : Applying Projection VR to “Game Sport” Replaying Japan 2016. Leipzig Germany.

8. Masasuke Yasumoto. 2017. Electric Bow System: Design for VR without HMD. International Workshop on Advanced Image Technology 2017

受賞

1. 安本匡佑. 2012. 日本Microsoft賞. Sense of Wonder Night 2012. Tokyo Game Show 2012. 東京 日本.

2. Masasuke Yasumoto. 2013. Prize of 3D Games & Entertainment. Laval Virtual Awards 2013. Laval France.

3. 安本匡佑 安藤公彦. 2013. インタラクティブセッション大賞. CEDEC 2013. 横浜 日本.

4. 安本匡佑 寺岡丈博. 2015. 優秀賞. アート&テクノロジー東北 2015. 日本

5. 安本匡佑 寺岡丈博. 2015. 最優秀賞. Mashup Awards 11. 東京 日本.

6. 安本匡佑 寺岡丈博. 2015. Abba Lab 賞. GUGEN 2015. 東京 日本.

7. 安本匡佑 寺岡丈博. 2015. グッドアイデア賞. GUGEN 2015. 東京 日本.

8. Masasuke Yasumoto, Takehiro Teraoka. 2017. Paper Awards. International Workshop on Advanced Image Technology 2017. Penang Malaysia.

製品化に向けて

我々は研究開発を主体とし生産能力を持たないため大量生産は難しいが、ライセンス供与による生産、ハンドメイドの小ロット生産は可能です。詳しくはお問い合わせください。

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